✴︎Vide-grenier(ヴィッド・グルニエ)✴︎
屋根裏部屋に眠っているものを引っ張り出してのガレージ・セールを意味するフランス語。
少しシーズンが古くなってきたコレクションや、職人たちに非はないものの素材そのものに少々いわくがあるもの;例えばテキスタイルに織り傷があったり、革にえくぼがあったりなど、仕事の観点からは文句なしにきれいに仕上げっているものの、とある理由から行き場を見つけられずにいるアイテムたち。
どれもひとつひとつ手作業で、プロパー商品と寸分変わらず作り出されたものばかり。ストック置き場に積まれたままではあまりに可哀想で、やはり使っていただくことで初めて命が吹き込まれると思うのです。特に革は動物の命をいただいたもの。すべてが有用なものであるとして、余すところなく活用したいという想いがあります。
スムスムの“ヴィッド・グルニエ”。初めての方にも、いつもご愛用いただいている方にも。みなさまに広くご利用いただきたいという想いを込めて始めてみます。
タイプ:2ème choix
・本体表面の片面に約10cmほどの織り傷
COLLECTION vol.13 〈Magie Rouge〉からのアイテム。
赤の魔法。
空飛ぶトートと自分を信じる気持ちさえあれば、いつだってどこへだって行きたいところへひとっ飛び。
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マジ・ノワール(黒魔術)、マジ・ブランシュ(白魔術)。悪い魔法と良い魔法。
わたしたちの魔法は、マラケシュと日本を結ぶマジ・ルージュ(赤魔術)。赤い街 マラケシュのアイデンティティを胸に、等身大の想いを込めて名付けました。
マラケシュの街から観光客が消えて半年以上が経った、2020年11月のある日のこと。長年お世話になっている土産物雑貨の卸問屋の知人が、観光客が消えた観光地でローカルの人々に向けて露店を開いているところに出くわしました。イスラム教徒がお祈りの時に使う小ぶりの絨毯を、路上で売り始めていたのです。
兼ねてから素敵だと思っていた絨毯というのはもちろんですが、この時、自分がすべきことが瞬時にわかりました。あったものは買い取って、さらなる仕入れを依頼。持続的な循環を作り出すことを願いつつ。
内布には、女性たちの晴れ着の仕立てに使われているサテンを。この艶やかな無地のサテンに映える「ポシェタ」フォルムの内ポケットは、持ち手のヴェロアと共布です。
ヴォリューミーなタッセルは、イヴ・サンローランが眠るマジョレル庭園内ブティックにも商品を納めている、由緒ある工房へのオーダーメイド。
普段はお祈りのために使われる聖なる絨毯。マラケシュっ子たちの今の状況にほんの少しでも貢献すべく、わたしなりの祈りの気持ちを込め、赤い魔法をかけたバッグをみなさまの元へとお届けいたします。
マラケシュ生まれのバッグを持って、空飛ぶ魔法のじゅうたんに飛び乗る気分でお出かけいただければ幸いです。
〔Vide-grenier〕トート〈マジック・カーペット/オリーヴ・グリーン〉
本体
- 縦/33.5cm 横/33.5cm
持ち手
- 長さ/48cm 幅/6cm
アクセサリー
- タッセル本体 /約18cm
- スライダー /直径1cm
*サイズは目安となります。手仕事の品のため個体差がございます。